明けましておめでとうございます
平成26年1月1日
平成二十六年の新年を迎え、心より新春のお慶びを申し上げます。
昨年を振り返ってみますと、日本経済はアベノミクス効果により期待感は高まっているものの、県下の中小企業・小規模事業者における実体経済に確かな反映を未だ見ることができない状況です。
また、それにより県民の生活がどのような変化をきたすのか、消費税増税と相まって予断をゆるしません。
少子高齢化による人口減少や経済のグローバル化等、様々な環境の変化に対応すべき転換期を迎え、長期的視点に立った長野県づくりが必要との観点から、県では昨年、平成二十五年度を初年度とし二十九年度を目標年度とする「しあわせ信州創造プラン(長野県総合五ヵ年計画)」が策定されました。
これにより現在の直面する課題に真摯に向き合い、長野県の将来像を目指して一歩一歩踏み出す、そのための今後五年間の方策が明らかになりました。
将来にむけた明るい話題も数多くあり、なかでも、国土緑化運動の中心的な行事である第六十七回全国植樹祭(平成二十八年)の開催地が昨年九月に長野県に決定したことは「森林県長野」を全国に発信できる絶好の機会です。
また、平成二十六年度末の北陸新幹線飯山駅開業を目前に、中野市・飯山市・山ノ内町・木島平村・野沢温泉村・栄村・信濃町・飯綱町・新潟県妙高市で構成する「信越九市町村広域観光連携会議」が組織されたことは、将来この地域が市町村境・県境を越え大きく発展することの起爆剤となります。
それぞれの自治体が特色ある地域づくりに汗をかき結果として広域全体が繁栄するような施策展開を官民あげて取り組むことが重要です。
地域には様々な課題がありますが、日々努力し、これらの解決に向け邁進して参る所存です。
今後とも、県民生活の安全・安心の確保のため、一生懸命取り組んでまいります。
皆様方にとって本年が恙ない一年でありますようご祈念申し上げ、年頭のごあいさつといたします。