会派県外視察 鳥取県・島根県
10/21(月)~23(水)
「県政ながの」会派県外視察(鳥取県・島根県)
10/21
・観光振興(誘客増施策)と成果について 境港市役所、観光協会
NHKドラマ「ゲゲゲの女房」以前から、市では「緑と文化のまちづくり」をテーマにJR境港駅から商店街を結ぶ目抜き通りに、同市出身の 水木しげる氏 が描くマンガに登場する妖怪のオブジェ・モニュメント・絵タイルを歩道に設置し、「水木しげるロード」の整備に取り掛かりました。平成4年整備事業開始時はブロンズ像は6体で、入込客数も年間21,000人でしたが、現在ブロンズ像は153体、「ゲゲゲの女房」が放送開始された平成22年には入込客数は3,270,000人を突破しました。境港市の人口は36,000人です。人口の100倍以上、平均1日1万人以上が訪れたことになります。
街中妖怪だらけ 砂かけ婆と
トイレが借用出来る親切なお店が数多くありました
10/22
島根県隠岐郡海士町
・町政策の概要について
・移住・Uターン及び子育て支援施策について
・島根県立隠岐島前高等学校における「魅力化プロジェクト」について
人口2,300人の海士町(あまちょう)は「平成の大合併の嵐」が吹く中、覚悟の単独町制を決断しました。
≪生き残るための守りの戦略・・・・短期作戦≫
徹底した行財政政策(平成17年度人件費削減効果 2億円)
・三役給料カット ▲50%~40%
・職員給料カット ▲30%~16%
・議員報酬カット ▲40%
・教育委員報酬カット ▲40%
・区長報酬カット ▲10%
「日本一安い給料で日本一働く職員」 住民サービスをダウンすることなく「自立促進プラン」を着実に実行し、財政事情の改善を図りました。
≪生き残りを懸けた攻めの戦略・・・・中長期戦略≫
地域資源を活かし、第一次産業の再生で島に産業を創り、島に人(雇用の場)を増加し、外貨を獲得して島の活性化をすること、町の活性化には「よそ者」が必要と、特に力を入れたのがIターン者を呼び込むことであるとして、モノづくりをベースとした産業振興柵を進めた結果、U・Iターン者が平成25年3月末までに204人が移住し、その大半が20~40第という変化が起きてきました。
≪島留学制度による県外生徒受け入れ≫
隠岐島前高校(どうぜん)は全校生徒140人ほどの高校ですが、全国から意欲ある生徒を募集した結果、今年度新入生の約1/3は東京や大阪など島外の生徒です。様々な補助制度があり、地域の手厚い教育支援、公営塾「隠岐学習センター」を設立した結果、4人に一人は国公立大学に合格しています。
島全体で子供を育て、「田舎には何もない」「都会のほうが良い」といった偏った価値観を払しょくし、「いつか島に戻り、地元を元気にしたい」という愛郷心や、「地域で活性化させる仕事・産業を創りに帰りたい」という地域企業家精神を育成しています。Uターンした若者たちに聞くと「親はじめ島の人々が頑張っている姿を見て育った。島に帰り恩返しがしたい」という返事が返ってくるそうです。隠岐島前高校教育の大きな成果であると思います。
10/23
宍道湖漁業協同組合
・宍道湖と諏訪湖の連携事業の成果と今後の計画について
・シジミ生産の現況について
同組合では昭和48年~60年まで、諏訪湖産ワカサギ受精卵を購入していましたが、一時中断。平成21~再開(4000万粒)しました。また、昭和60年~63年の間、宍道湖産ヤマトシジミを諏訪湖に移植しています。
出雲市役所大社支所
・出雲大社門前の街並み整備事業について
歩道共存道路として整備されています。安心して歩けるように歩行空間を左右それぞれ2.5mから3.5mに拡げ、車のスピードを下げるため車道を7.0mから5.0mに狭めました。