新年度になりました

 本格的な春になり、城山の桜も蕾が膨らんできました。世の中が如何に混乱していても四季の訪れは不変であり、人間に節目を感じさせる何ものにも代え難い天の恵みではないでしょうか。
 それにしても、道路特定財源(25円)の問題はどのように決着が図られるのでしょうか?
確かに物価は1円でも安く、給料は1円でも高いほうが良いに決まっています。当たり前の話です。しかし、その25円の負担により全国の道路建設や整備が行われてきたのです。(中には無駄な使われ方もされているようですが。)仮に25円がずっとこのままの状態になりますと、国の収入2兆6,000億円が吹っ飛んでしまいます。長野県は117億円、県内81市町村は79億円です。長野県に住む人は、都市部(東京)と比較し凡そ5倍ものガソリンを使って生活しています。県内の国県市町村道の延長距離は全国5番目に長く、車両保有台数も1,000人当たり852台と、群馬県に続き全国第2位です。
我々長野県民は、財政確保に大きく貢献しているのであります。
 このままでは県の土木関連予算も1/6に縮小を余儀なくされ、道路維持もままならぬ、道路建設など夢のまた夢となってしまい、これにより間接的経済損失は最大で1,087億円とも試算されています。
 この道路特定財源は、信号機の設置や除雪費用、砂防工事にも投入されており、25円が撤廃されれば地方自治体の財政が吹っ飛んでしまうのは、火を見るより明らかであります。私は暫定税率、道路特定財源の堅持を強く願うものであり、一般財源化には反対です。
 国政の混乱により、ますます地方が困窮し格差が拡大するようなことは絶対に許されません。