あけましておめでとうございます
新年を迎えて
平成28年の新年を迎え、初春のお慶びを申し上げます。
昨年を振り返ってみますと、北陸新幹線飯山駅が三月十四日に開業したことは、大きな明るい話題でした。「信越自然郷」、広域観光の正に拠点として、全国規模の各種大会、イベント、行事等を積極的に誘致することが可能となりました。また、一昨年首都圏総合活動拠点としてオープンした「銀座NAGANO」は、この一年間で来場者は11月末までに86万人を突破し、商品の売り上げも2億4千万円を超えるなど好調に推移しています。このことは首都圏と長野県、北信地域との人的、物的交流を拡大させ、地域の観光振興に必ずや結びついてくれるものと確信します。
昨年11月、県では「長野県人口定着・確かな暮らし実現総合戦略」を策定し、世界水準の山岳高原観光地づくりや国内外から多くの観光客が繰り返し訪れるような、多様なニーズに対応する観光産業の「成長産業化」を促進することを目指しており、大いに期待が持てるものです。
しかし、その一方で人口減少・高齢化・医師不足等々、地域の課題は山積しており、各市町村が将来にわたって安定的に自立することができるよう、その解決に向け長期的な展望に立ち、様々な手立てを講ずる必要があります。それが、地域の安心・安全を確実にし、正に「地方創生」の第一歩となるのではないでしょうか。地域の様々な課題に対し、一つ一つ粘り強くこれらに取り組み、更なる努力を重ね、解決に向け邁進して参る所存です。
皆様方にとって本年が希望にあふれた恙ない一年でありますよう、そして新たなる飛躍の年とならんことを期待し、年頭のごあいさつといたします。